ついに「なでしこジャパン」はロンドンオリンピック決勝に進出した。
深夜に女子サッカーを見るなんて数年前までは考えられなかった。
W杯優勝から続くなでしこブーム。
そんな女子サッカーのことを少し調べてみた。
実力、人気共に世界のトップレベルにあるアメリカ女子サッカーに凄まじい勢いで追いついた「なでしこジャパン」、歴史的、社会的視点で見てもこれまでの両者の歩みは大きく異なる。
アメリカでは1920年代、ニューヨーク大学で学校の体育教育に女子サッカーを義務づけることとした。
「女性にとっても危険ではない」との理由から女子サッカーを推奨しサッカーはアメリカの体育教育の一環となった。
日本では遅れること50年、1970年代に兵庫県で小学生女子のサッカーチームが初めて設立されるなど、女性のサッカーが組織化されて歩みが始まった。
この50年間、日本ではサッカーといえば「男性のスポーツ」という見方が大半であったのだった。
今やアメリカでの女子サッカーは女子人気ナンバーワンのスポーツである。
チームは地域からなるエリア・アイデンティティ型企業がスポンサーとなり、企業名をも前面に出さず地元都市の名前を付けて地元地域のシンボルとしてスポンサーからバックアップされている。
地元ひいきの熱狂的なファンは男女、スポーツの種類を問わず愛着を持って地元チームを応援する。
このようなことにもアメリカスポーツカルチャーの発展の要因があるのは明確であろう。
米国のIMGアカデミーには未来のワンバックやソロがたくさんいた。 ずば抜けた才能を持つ選手は男子チームの助っ人に入ることもあった。 日本流スタイルを見つけた「なでしこジャパン」が引き続き上昇すべく本物になる為にも下部育成の組織、環境の充実が急務であると素直に思う。 特に地方都市、我がチームにいる7人のなでしこを大切に育てなければいけない。
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